影響力
プロジェクトマネジメントにおけるタレント・トライアングル「リーダーシップ」より、「影響力」への理解を深めプロジェクト・マネジャーに必要とされるコンピテンシーを身に着けよう。
ベネフィット
このコンピテンシーを習得すると、ステークホルダーやチームメンバーを動かすことが容易になり、プロジェクト・マネジャーとしての信頼を勝ち取りやすくなります。
定義
影響力はプロジェクトメンバーの信頼を得るためや、ステークホルダーの協力を取り付けるため、またプロジェクトの成果を正当に他者に評価してもらうために必要な力と言われています。
影響力を持つプロジェクト・マネジャーほど、プロジェクトに及ぼす影響が大きくなることでしょう。
概要
プロジェク・マネジメントでは、プロジェクトに影響を与えること、もしくは、プロジェクトから影響を受けるステークホルダーの支援、協力を得ることが必要不可欠です。
影響力を持つプロジェクト・マネジャーは、プロジェクト・メンバーのみではなく、ステークホルダーへも影響を及ぼすことが可能になります。
結果としてプロジェクトを取り巻く様々な人々から支援、協力を得やすくなり、プロジェクトの成果を高めることが可能になります。
説明
影響力を短期間で身に付けることはとても難しいことです。知識の習得と現場での訓練によって得た経験を基に、プロジェクト・メンバーに対して適切な振る舞いを行うことを意識しましょう。影響力は実績を積み重ね、その結果によって他者からの信頼を得られるようになることで次第に高まっていきます。
また、影響力とは様々な要因、事象から作用を受けて高まるものです。知識の習得をベースとして影響力を高めていく場合は、このサイトにて紹介しているコンピテンシーを習得することが近道になるかもしれません。
やってみよう
ビジネススキルやコミュニケーションスキルにおいて多大な功績を収めたと定評のある、アメリカの実業家で作家であるデール・カーネギーは、著書「人を動かす」にて、人を動かす3原則なるものを提唱しています。
- > 批判、非難、苦情を言わない
- > 率直で誠実な評価を与える
- > 強い欲求を起こさせる > > (デール、2007)
前述の説明では自分自身の行いについて主に記載をしましたが、人に影響を与えるためには相手を尊重し、自然に相手の懐へ入っていくことが大切なのかもしれません。是非、これらを意識して影響力のある人物を目指しましょう。
出典
アイ・ティ・イノベーション、「マネジメントスキル(Management Skill)(2) 〜交渉力、問題解決能力、影響力」、https://www.it-innovation.co.jp/2004/02/13-174116/、(最終アクセス2019年11月28日)
PMstyle 、「「影響力の法則®」を活かすステークホルダーマネジメントの実践」、https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm、(最終アクセス2019年11月28日)
デール、カーネギー、2007、「人を動かす」(山口博訳)、創元社。
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