パフォーマンス・マネジメント

プロジェクトマネジメントにおけるタレント・トライアングル「テクニカル・プロジェクトマネジメント」より、「パフォーマンス・マネジメント」への理解を深めプロジェクト・マネジャーに必要とされるコンピテンシーを身に着けよう。

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ベネフィット

このコンピテンシーを習得すると、メンバーのモチベーションや成果を高めることができ、チームとしての成果も高めることができるようになります。

パフォーマンス・マネジメント

定義

パフォーマンスマネジメントとは、プロジェクトメンバーのパフォーマンスを高めるために、プロジェクトマネージャーがプロジェクトメンバーと一緒に目標を考え、行動を見守り、出てきた成果を次の目標設定にフィードバックすることにより、チームと個人の持続的成長を促す人材マネジメント手法です。

概要

パフォーマンスマネジメントは、プロジェクトマネージャーとプロジェクトメンバーが連動しつつも、プロジェクトメンバー一人ひとりが事業主であるかのように自主的に考え行動し、個人の成長を促していく、という考え方を採用しています。
プロジェクトメンバーは行動や結果の記憶が鮮明なうちにプロジェクトマネージャーから評価してもらえるため、学習効果が高まるとともに変化に柔軟な対応ができ、チームや個人としてよりよい成果を生み出すことが可能となります。

説明

パフォーマンスマネジメントでは、次のプロセスを理解し実行する必要があります。
まずプロジェクトメンバーと面談し、目標数値を設定します。あくまで主体はプロジェクトメンバー自身であり、プロジェクトマネージャーはプロジェクトメンバーからうまく話を聞き出すことを意識すべきです。
プロジェクトメンバーは行動計画を立てて行動し、プロジェクトマネージャーはプロジェクトメンバーが行動計画通りに行動できているか、また、目標を達成できたかを評価します。プロジェクトメンバーが未来に対してどうアクションすべきかをコーチングしてあげることが重要になります。プロジェクトメンバー自身が新たな気づきを得られるようにサポートしましょう。

やってみよう

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトメンバーとのコミュニケーションの頻度を増やすことを意識してみましょう。面談では、あくまでプロジェクトメンバー自身の成長をコーチングし、サポートすることが大切です。また、迅速にフィードバックをすることを意識しましょう。適宜目標を再設定することも変化に柔軟に対応するために必要です。これらのことを意識して良好な信頼関係を構築することを目指しましょう。
パフォーマンスマネジメントを実行し、プロジェクトメンバーのエンゲージメントを高めることによって、プロジェクト成果を最大限に引き出すことが可能になるかもしれません。

出典

富士通ラーニングメディア、「人事担当者必見!「パフォーマンスマネジメント」の意味と意義」、https://www.knowledgewing.com/kcc/talent-management/blog/2018/04/24/performance.html、(最終アクセス2019年11月28日)


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