アジャイル開発

プロジェクトマネジメントにおけるタレント・トライアングル「テクニカル・プロジェクトマネジメント」より、「アジャイル開発」への理解を深めプロジェクト・マネジャーに必要とされるコンピテンシーを身に着けよう。

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ベネフィット

この「アジャイル開発」のコンピテンシーを取得すると、ユーザーニーズにマッチした商品・サービスをいち早くリリースしてブラッシュアップしていくような企画・開発のマネジメントに対応することが出来るようになります。

アジャイル開発

定義

アジャイル(Agile)とは、直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味です。アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていきます。従来の開発手法に比べて開発期間が短縮されるため、アジャイル(素早い)と呼ばれています。

概要

アジャイルについて理解を深めるために、アジャイルの開発プロセスの大まかな概要や、特徴について知っておきましょう。アジャイルの大まかな概要や特徴について理解することで、自分自身のプロジェクトでは、「アジャイル開発」を適用したほうが良いのか、それとも「ウォーターフォール開発」を適用したほうが良いのか、を判断することが出来ます。

説明

アジャイル開発では、イテレーションと呼ばれる「1週間から1か月の短い間隔で反復しながら行われる開発サイクル」の期間で計画・開発・リリース・振り返りを実施し、イテレーションごとにリリースを実施します。

計画では、顧客のご要望やシステムの必須要件など実現するシステムの優先順位を決定し、「プロダクトバックログ」と呼ばれる実現優先順位リストに即して開発を実施していきます。

各イテレーションの期間は非常に短期間であるので、実現できる機能は制限されますが、より早いスピードで実際に動くプロダクトを顧客に提供することができるのがメリットです。また、顧客の要望は時間の経過や顧客を取り巻く状況の変化に伴い変化する場合があります。要件の変更が頻繁に起こりうるプロジェクトではプロダクトバックログに新たな要件を追加したり順番を入れ替えることが可能なアジャイル開発が最適です。

ただし、「何を作るのか」が既に決定しており、仕様変更が少ないプロジェクトでは、アジャイル開発より計画的に各工程を推進するウォーターフォール開発の方が向いている場合があります。

プロジェクトの特性に応じて、開発手法を検討できることが、プロジェクトを管理する人材として必要です。

やってみよう

あなたが今参画しているプロジェクトはどんな特性を持ったプロジェクトでしょうか。

仕様が変更し得るプロジェクト、納期だけはずらすことが出来ないプロジェクト、100人月のプロジェクト、研究開発プロジェクトでしょうか?

まずは、あなた自身が関わっているプロジェクトの特性を理解しましょう。これを理解することで、適切な開発手法を選べる人材になる準備ができるようになるはずです。

出典

発注ラウンジ、2017年、「アジャイル開発とは?今さら聞けない開発手法のメリット・デメリット」、https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/agile_software_development/


アンケートご協力のお願い

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